COLUMN

犬・猫の連休・年末年始の備えは?お薬・フード・誤飲の注意

連休前に準備しておきたい理由

ゴールデンウィークや年末年始など、まとまった連休の前は、お薬やフードの残量確認や気になっていた症状の受診など、済ませておきたいことが意外と多くあります。お休み中はかかりつけの動物病院も休診となる期間が生じやすいので、連休に入ってから慌てないよう、早めに準備しておくと安心です。連休前に確認しておきたいことと、来客や外出が増える時期の注意点をまとめました。

この記事でわかること

  • 連休前に確認しておきたいお薬・フード・予防薬
  • ごちそうや飾りによる誤飲への注意
  • ペットホテルに預ける・連れて出かけるときの準備
旅行かばんのそばでくつろぐシェットランド・シープドッグ

なぜ早めの準備が大切?

連休中は、かかりつけの動物病院も休診となる期間が生じやすく、急な体調不良に対応しづらくなることがあります。「そのうち診てもらおう」と先延ばしにしていた気になる症状は、連休に入る前が受診を考えたいタイミングです。

連休中は動物病院も混み合いやすく、直前になって慌てて予約を取ろうとしても、希望の日時で受診できないことがあります。特にシニアの子や持病のある子は、体調の変化が起こりやすい時期でもあるため、早めに確認しておくと安心です。余裕を持って準備を進めることで、連休中も落ち着いて過ごせます。

お薬・フード・予防薬の確認

連休に入る前に、次のことを確認しておきます。

  • 持病でお薬を服用している子は、連休中に切れないよう残量を確認する
  • フードの買い置きは、いつもより多めに準備しておく
  • フィラリア・ノミマダニなどの予防薬の投与時期が連休と重なるかを確認する
  • 皮膚や耳など持病のある子は、連休前に一度チェックを受けておく
  • 常備している薬やサプリメントの使用期限を確認する
  • 普段の通院で気になっていることは、この機会に獣医師へ伝えておく

ごちそうや飾りで気をつけることは?

連休中は来客やお出かけの機会が増え、普段は口にしないものを誤って食べてしまうリスクも高まります。ごちそうの食べ残しや飾り物、来客が持ち込んだお菓子などは、手の届かない場所に置いておくと安心です。旅行や帰省で環境が変わる場合は、普段と違う物が落ちていないか、事前に確認しておきます。

特に、チョコレート・ネギ類・ぶどうなどは、犬や猫にとって注意が必要な食べ物として知られています。来客時のテーブルや床に置いたままにしないよう、ご家族で意識を共有しておくと安心です。ユリ科の植物など、季節の飾り花にも注意が必要なものがあるといわれています。

預ける・出かける場合の準備

ペットホテルなどに預ける場合は、ワクチン接種証明書や、普段使っているフード・お薬を忘れずに準備しておきます。連れて出かける場合は、キャリーやケージに慣れているかをあらかじめ確認しておくと、移動の負担を減らせます。

普段と違う環境で過ごすことは、ペットにとって少なからずストレスになるといわれています。使い慣れたタオルやおもちゃを持たせてあげると、落ち着きやすくなることがあります。移動時間が長くなる場合は、休憩をはさみながら進めることも大切です。

宍戸動物病院の診療スケジュールは、時期によって変わることがあります。連休前後の診療日は、事前にお電話またはサイトで確認できます。帰省や旅行で普段と違う環境になる場合は、脱走防止のためにも、首輪や迷子札、マイクロチップの情報が最新かどうかもあわせて確認しておくと安心です。

まとめ

連休の前は、お薬・フード・予防薬の残量や使用期限を確かめ、先延ばしにしていた気になる症状は、連休に入る前に受診を考えておくと安心です。来客や帰省で普段と違うものを口にしやすい時期なので、ごちそうや飾りは手の届かない場所に置いておきます。預ける・出かける場合は、ワクチン接種証明書やいつものフード・お薬、キャリーへの慣れを確認しておきます。普段からかかりつけの動物病院を決めておくことも、いざというときの安心につながります。

獣医師 宍戸優太