なぜ慣れておくと安心なのか
キャリーやケージは、外出のときだけ出す道具ではなく、日頃から安心できる場所にしておくことが通院への大切な準備です。キャリーに慣れていると通院のときの負担が少なくなり、急な体調不良や災害時の避難など、いざというときにも落ち着いて過ごしやすくなります。普段からできる慣らし方をはじめ、猫・犬それぞれの連れて行き方の工夫、通院当日に気をつけたいことまで、順を追って見ていきます。
この記事でわかること
- キャリー・ケージに普段から慣らす手順
- 猫・犬それぞれの連れて行き方の工夫
- 通院当日に気をつけたいこと
普段からできる慣らし方
ポイントは、キャリーやケージを普段から生活空間に置き、良い印象と結びつけておくことです。次の順に、少しずつ進めます。
- 外出のときだけ出す道具にせず、普段から生活空間に置いておく
- 中に普段使っている毛布やおもちゃを入れて、安心できる場所にする
- キャリーの中でおやつを与えるなど、良い印象と結びつける
- 最初は扉を閉めずに、自由に出入りできる状態から始める
- 慣れてきたら、短い時間だけ扉を閉めてみる
猫はどう連れて行く?
怖がりな子は、洗濯ネットに入れてからキャリーに入れると、動きが制限されて診察がスムーズになる場合があります。
上部が外れるタイプのキャリーであれば、無理に出し入れせずに診察できることもあります。
犬で確認したいことは?
出かける前に、首輪やハーネスが緩んでいないかを確認しておきます。
当院では、大型犬や待合室が苦手な子は、受付後にお車で順番をお待ちいただくこともできます。受付のときにスタッフへ伝えておくとスムーズです。
通院当日に気をつけたいこと
- 移動中は、キャリーの扉やケージの鍵をしっかり閉めておく
- 普段と違う様子や体調の不安は、受付のときにスタッフへ伝える
まとめ
キャリーやケージは、普段から生活空間に置き、慣れた毛布やおやつで安心できる場所にしておくことが、身近な通院の準備です。猫は洗濯ネットや上部が外れるキャリー、犬は首輪・ハーネスの確認が、連れて行くときの負担を減らす工夫になります。当日は移動中の扉や鍵を確認し、気になる様子は受付で伝えておくと、診察がスムーズに進みます。
獣医師 宍戸優太